これを記念し、この先の100年を担う世代の先生方に向けたメッセージを届けることを理念とし、
演者は全員麻布赤坂歯科医師会の会員です。
セッション1では補綴、保存、歯内療法の各専門医による一般臨床編、
セッション2では主に矯正歯科治療に特化した構成となっています。
開催日時 | 令和3年5月16日(日) AM 8:50 開会 |
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開催場所 | バーチャルWEB開催(事前登録制) |
会 費 | 日本歯科医師会会員 研修医 無料 / その他 3,000円 |
これを記念し、この先の100年を担う世代の先生方に向けたメッセージを届けることを理念とし、学術シンポジウムを開催いたします。
演者は全員麻布赤坂歯科医師会の会員です。セッション1では補綴、保存、歯内療法の各専門医による一般臨床編、セッション2では主に矯正歯科治療に特化した構成となっています。
開催日時 | 令和3年5月16日(日) AM 8:50 開会 |
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開催場所 | バーチャルWEB開催(事前登録制) |
会 費 | 日本歯科医師会会員 研修医:無料 その他:3,000円 |
SESSION 1
セッション1
時間 | AM9:00 ~ AM11:00 |
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座長 | 明石俊和 先生・杉崎順平 先生 |
高齢社会における欠損補綴を再考する
〜 フレキシブルに考えよう 〜
MIコンセプトに基づいた審美修復治療
日本国民の口腔内の現状から考える将来への展望
ディスカッション
SESSION 2
セッション2
時間 | AM 11:00 ~ PM 1:15 |
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座長 | 星野亨 先生・大坪邦彦 先生 |
日本歯科大学歯学部卒業
日本歯科大学附属病院:いびき・睡眠時無呼吸診療センター 内科臨床教授
東京医科歯科大学歯学部附属病院快眠歯科 いびき・無呼吸外来 非常勤講師
日本睡眠学会 歯科専門医、日本睡眠歯科学会 認定医・指導医
古畑歯科医院 院長
日本人は人種的に顎が小さいと言われています。その為、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の原因の多くは肥満であると言われていますが、日本人は肥満でなくてもOSA を発症するのが特徴です。肥満者が多いアメリカと少ない日本で、OSA の有病率に差がないことが知られていますが、日本人の顎が小さいことが理由であるとされています。OSA の原因は多岐にわたりますが、その中で重要な位置を占めているのが解剖学的バランス理論です。顎顔面の骨格と軟組織量のバランスが原因であるという理論です。歯科矯正治療はOSA の改善と
増悪どちらにも関与すると考えられています。小児の歯科矯正治療による将来の発症、増悪の予防の可能性についてもお話したいと考えています。
今まで歯科は口腔内だけを診ていると思われてきましたが、全身的な健康を考えなくてはならない時代になったと言っても過言ではありません。睡眠医療において歯科は重要なポジションにいます。歯科医療においてはまさにパラダイムシフトと呼ぶにふさわしい分野です。
骨格性の不正咬合に対する外科的矯正治療は、いわゆる顎咬合機能の改善だけではなく、近年、審美目的の治療やOSA 等の疾患治療にまで幅広い適用がなされている。骨格性の問題がある症例を歯の矯正だけで改善しても、顔貌の不満を訴える患者もおり、審美的な目的だけで再手術を行う事もある。これらの症例はもちろん自費で行うが、保険適応の顎変形症患者の中にも審美性を求める傾向が強くなっている。また、OSA 患者への外科的なアプローチは日本では、まだあまり行われていないが、当院での治療例では、骨格性の改善だけではなく、機能の改善も認められている。東京警察病院形成外科と27年間にわたるチームアプローチを行い、外科的矯正治療の限界、問題点も多数経験し、矯正医としてこの治療の問題点と将来への展望を考えてみたい。
年々、歯列矯正のニーズは増えており審美的な主訴からというより咀嚼機能、口腔内清掃環境の改善といった主訴で来院される成人患者が多くなってきたと感じる。しかし、成人患者において矯正器具が唇面に装着された場合にブラケット他が見えてしまうことによる精神的また職種による制約が問題になり二の足を踏まれている患者も多く見受けられる。
歯の裏側にブラケットを装着して治療をおこなうリンガル矯正法においては従来の矯正装置と比較して審美性に優れておりInvisible appliance な装置としてカスタムメイドアライナー装置とともに成人患者に受け入られている。単純にブラケットが表側から裏側に位置が変わっただけなのか?環境が変われば条件も変わります。
今回はリンガル矯正法の特徴とラビアル矯正と比較した場合のアドバンテージとディスアドバンテージについて症例を通して皆様と共有したいと思います。
ワイヤー矯正とアライナー矯正との違いは何か?それは単に矯正器具の違いだけではない。特定の歯の移動の得意不得意や症例に対する治療計画、モニタリング、フィニッシングに至る全ての過程において従来のワイヤー矯正装置と大きく異なってくる。さらに、大臼歯遠心移動がどれくらい可能か?限界はあるのか?それによりどれだけの側貌プロファイルの変化が期待できるのか?クリンチェックデザインは?II級エラスティックの反作用は?などの様々な疑問点が新たに発生する。今回の講演で発表する症例を通じて、問題点とその限界、対策などを皆さんと共有したいと思う。
ディスカッション